テニスラケットの「ガット」の張り替えについて知っておきたいこと
【知っておきたい「ガット」の基礎知識】
テニスをする上では必要不可欠なのが「ガット」です。
直接ショットを打つ網目の部分をガットと呼び、ガットによってショットの打球感や回転力が変わってきます。
たとえば、張るときに高いテンションで張られたガットは飛びすぎを防いでくれますし、低めのテンションだと反発でボールがよく飛び、回転がかかりやすくなります。
つまり、ガットの状態はショットに影響するのです。
その人のプレースタイルによってガットを張る力を調整することで、気持ちよくテニスをすることができます。
テンションの違い
【高テンション】
スイングスピードの速いプレイヤー向け。
高いテンションで張り上げると、ボールを押し出す力を抑制し飛びすぎを防いでくれます。
【低いテンション】
ボールを飛ばしたいプレイヤー向け。
ガットのたわみによって反発力でボールを飛ばすことが出来ます。
また、ボールとガットの接触時間が長く、回転がかかりやすくなります。
「ガットの張替えは3ヶ月が目安」なのはなぜか?
ガットは張ってから少しずつ伸びていきます。
それは、ナイロンやポリエステルガットの場合、高温だと伸び、低温だと縮む特徴があるためです。
伸びきったまま放置して使用すると以下のような問題も出てきます。
- 反発性が失われてボールスピードが落ちる
- 打球時の振動が大きく肘や手の関節を痛めてしまう
また、雨に濡れてしまったりするとガットの性能が落ちやすくなります。
これらの点を含めても約3ヵ月に1回程の定期的なペースで交換するのがいいでしょう。
さらに気温の変化に合わせ、春や秋を標準にして夏と冬は5ポンド程テンションを下げるとより効果的です。
まとめ
メンテナンスはプロに相談するべき
テニスを存分に楽しみたい。
でも、あなたにどんなガットがピッタリなのか、どんなテンションで張ればいいのかなんてわかりませんよね。
テニスラケットのメンテナンスにもプロの視点が必要です。そこで実際にテニスの指導を受けつつ、メンテナンスの相談もできたらうれしいですよね。
資格を持ったコーチがいるテニススクールなら、テニス指導を受けつつガットの相談も気軽にできますよ。