「タイブレーク」とは
テニスのゲーム展開は、基本的に6ゲーム取ると、1セット獲得となります。
3セットマッチの試合であれば2セット獲得すれば勝利となります。
「タイブレーク」は延長戦のような役割があり、ゲームカウントが6-6となった場合に行われます。
基本的には、6ゲーム先取した方の勝ちですが「2ゲーム差をつける」というルールが存在します。
6-4であれば勝負はつきますが、6-5の場合には勝負がつかず、最低でも7-5とならなければいけません。
6-6となった場合には「タイブレーク」となりこのセットの決着をつけます。
タイブレークは、「2ポイント以上差をつけて7ポイント先取」するか「6-6になってから2ポイント連続先取」したプレイヤーがそのセットの勝者となります。
「タイブレーク」をより深く理解する
・タイブレークでセットが終了すると、スコアが少し変わった表記になります。
例えば、7-6(4)のように( )で表されるものです。
このスコアは、ゲームカウント6-6となりタイブレークに突入、タイブレークが7-4で終了した事を意味します。
よってゲームカウントは7-6となりタイブレークの(4)が表示されます。
・グランドスラム(4大大会)の中には、ファイナルセットだけタイブレーク制を採用しない大会や、ダブルスではセットカウント1-1になった際に3セット目を行う代わりに10ポイント先取のタイブレークが行われる大会など様々です。
過去にはこんな記録も生まれました。
2010年ウィンブルドン選手権、男子シングルス1回戦ジョン・イズナー(アメリカ)対ニコラ・マウー(フランス)の戦いでゲームカウント6-4、3-6、6-7、7-6、70-68という3日間にも及ぶ合計11時間5分という死闘が行われました。
2019年よりウィンブルドン選手権はファイナルセットが12-12となった場合に7ポイント先取のタイブレーク制が採用されるそうです。
ルールも日々変化しているので常にアップデートしていきましょう。
ルールを理解してよりテニスを楽しむ
初心者にとってテニスのルールは複雑に見えますが、事前にルールを理解しておくと、テニスの試合の仕組みを学ぶことができ、見方も変わるでしょう。
今まで以上にテニスの魅力を感じる事が出来るかもしれません。