テニスの魅力の一つ「ダブルス」
ダブルスの魅力としては、以下のものが挙げられます。
- 守備範囲が狭いため、コースが大体決まっている
- ペア間の連携プレイができる
- 友人と盛り上がりやすい
2人でプレイするため、1人がカバーする範囲が狭くなり、シングルスよりも運動量は少ないです。
テニスは頭を使うスポーツとも言われます。
ダブルスの戦略を立て、上手に連携プレイができたとき、盛り上がることは間違いないでしょう。
ダブルスの2つの陣形を理解する
テニスダブルスの陣形には平行陣と雁行陣があります。
平行陣(へいこうじん)
平行陣は、二人とも前衛となってネット側でボレーをする陣形です。
平行陣は、ラリーはほとんどせずボレーに持ち込むのでかなり攻撃的です。そのため、ボレーが得意な上級者クラスがとっている陣形です。
【メリット】
2人が前衛につくためかなり圧迫感があり攻撃的です。
相手はネット付近から返球があるのでかなり受身となります。
精神的にも大きなプレッシャーを与えることができ、相手のミスを誘うことができます。
【デメリット】
平行陣は、こちらから攻める分相手との距離が近く、ボレーミスをしやすくなります。
時間をかけるほど相手も冷静になりますので早くポイントをとるといいでしょう。
また、平行陣はセンターを抜かれることがよくあります。
それは、ペア同士が「取ってくれると思った」と譲り合ってしまうことにあります。
ペア同士で事前に作戦会議をしておくといいでしょう。
さらに、後衛がいないためロブで頭の上を抜かれてしまう可能性があります。ロブを打たせないように考えることも重要です。
雁行陣(がんこうじん)
雁行陣は後衛と前衛に分かれる基本的な陣形で、後衛はベースライン付近に立ってストロークし、前衛はネット付近でボレーします。
後衛がラリーで相手を崩し、甘いボールが返ってきたところを前衛がボレーやスマッシュで決める形です。
【メリット】
後衛であればストローク、前衛であればボレーに集中すればいいので安定感があります。
また、どちらも攻めに入ることも守りに入ることもできるので、戦略的に試合を進めることができて安定した陣形です。
【デメリット】
大変なのは、ボレーが苦手な人が前衛に立ってしまった場合です。
何度もボレーミスをしてしまうと、「ボレーが苦手」ということが相手にバレてしまい、前衛を集中攻撃されることがあります。
「二人とも後衛になる」という陣形もありますので、粘りながら甘いボールだけをボレーしに行けば確実です。
楽しみながら上達を図るために
ダブルスの陣形はそれぞれ違った特徴があり、楽しみ方が全く違います。
陣形の違いについても楽しみながらプレイすることも、上達の一手でしょう。
テニスの魅力の一つ、「ダブルス」は一緒に楽しむ仲間がいなければできません。
テニススクールに入ればテニス仲間の輪も広がり、ダブルスを楽しむことができるでしょう。